ガス溶接技能講習の学科試験:3科目の中身と、覚える順番
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試験の決まり
ガス溶接技能講習規程第3条は次のことを定めています。
- 技能講習では修了試験を行う
- 修了試験は学科講習の科目について、筆記試験または口述試験で行う
- そのほかの実施に必要な事項は、厚生労働省労働基準局長が定める
問題数、試験の時間、合格の基準は、この記事では扱いません。公開の資料で全国共通の値を確かめられなかったためです。受講する講習所の案内を見てください。
設備の構造と取扱い(4時間)
いちばん時間が長い科目です。機器の名前とつながりを、まず図で覚えます。

色の決まり
| もの | 色 | 根拠 |
|---|---|---|
| 酸素の容器 | 黒 | 容器保安規則 第10条 |
| アセチレンの容器 | かっ色 | 同上 |
| 水素の容器 | 赤 | 同上 |
| LPG | 法令の塗色の義務なし(補助教材の表では灰色) | 同条第1項第1号ただし書 |
| 上の表にないその他の高圧ガス | ねずみ色 | 容器保安規則 第10条 |
| 酸素ホース | 青 | JIS K 6333 |
| アセチレンのホース | 赤 | JIS K 6333 |
| LPG のホース | オレンジ | JIS K 6333 |
容器の色は法令の決まりで、ホースの色は JIS の決まりです。この違いも覚えておきましょう。
順番の決まり
点火は燃料ガスが先、消火は酸素が先です。切断と逆火のときは順番が増えます。

ほかに、補助教材は圧力調整器の調整ハンドルを「緩めるとガスが流れなくなる」と説明しています。蛇口と逆なので、間違えやすいところです。くわしくは吹管と圧力調整器で説明します。
可燃性ガスと酸素(3時間)
性質を比べて覚えます。
- 酸素:無色無臭で空気より重い。それ自体は燃えないが、物を激しく燃やす
- アセチレン:空気より少し軽い。爆発範囲が広く、酸素がなくても爆発することがある
- プロパン:空気より重く、低い所にたまる。工業用には着臭の義務がない
- 水素:とても軽い。燃えやすく、炎が見えにくい
爆発範囲の数字はアセチレンと酸素に図でまとめています。
逆火も、この科目の大事な部分です。燃焼速度と噴出速度のつり合いで理解すると、原因を丸暗記しなくて済みます。逆火の原因と安全器を読んでみてください。
関係法令(1時間)
時間は短くても、数字がはっきりしているので点を取りやすい科目です。
| 内容 | 条文 |
|---|---|
| 就業制限の業務(溶接・溶断・加熱) | 施行令 第20条第10号 |
| 容器の温度は40度以下 | 安衛則 第263条第2号 |
| 溶解アセチレンの容器は立てて置く | 安衛則 第263条第8号 |
| 運搬のときはキャップをする | 安衛則 第263条第5号 |
| 通風や換気に酸素を使わない | 安衛則 第286条 |
| 作業主任者は免許を持つ人から選ぶ | 安衛則 第314条 |
作業主任者の話は作業主任者との違いにまとめました。
おすすめの勉強の順番
講習の前に時間が取れるなら、次の順番がおすすめです。
- 機器の名前を図で覚える
- 色と順番を覚える
- 無料の練習問題を解いて、間違えた問題の解説を読む
- 法令の数字を見直す
講習の当日は、講師が強調したところに印をつけましょう。テキストの中で大事なところを聞き逃さないのが、いちばんの対策です。
法令・告示や厚生労働省の資料などをもとに作った練習問題は、学科試験の練習問題(26問)にまとめています。選択肢を押すと、その場で答えと解説が見られます。
まとめ
- 修了試験は学科の3科目について、筆記または口述で行う
- 時間の配分は設備4・ガス3・法令1
- 色・順番・温度を先に覚える
- 合格の基準は受講する講習所の案内で確かめる
よくある質問
- 修了試験に実技はありますか?
- ガス溶接技能講習規程 第3条で、修了試験は学科講習の科目について筆記または口述で行うと決まっています。実技は実技講習として受けますが、規程の修了試験の対象は学科の科目です。
- 合格の基準は何点ですか?
- このサイトでは公的な資料で確かめられなかったので、点数は書いていません。受講する講習所の案内で確かめてください。
- 外国語で受けられますか?
- 講習所によります。東京都ではベトナム語のコースを開く機関があり、修了試験の方法も機関ごとに違います。