ガス切断の資格はガス溶接技能講習:費用と取り方、2日間で何をするか

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電卓とペンを置いた書類の上で費用を計算する机
Photo: Aaron Lefler (Unsplash)

受講料の目安

全国の講習所の公式サイトで料金を調べました。受講の条件がある公的な訓練と、テキスト代が別で額が分からないものを除いた235か所の結果です。このうち24か所は、公表の額がテキスト代込みか分からないので、公表の額のまま数えています。

項目 金額
真ん中の値 19,000円
いちばん安い講習所 7,680円(税込かどうかの記載なし)
いちばん高い講習所(外国人向けを除く) 30,800円(テキスト代込みかの記載なし)
外国人向けの講習でいちばん高い例 40,700円

外国人向けの講習は通訳などの体制が違うので、日本語の講習とは分けて見てください。

差が開く理由は、運営する団体の違い、地域、実技の会場の持ち方などさまざまです。安いほどよいとは限らず、次の3つも一緒に見てください。

  • 開催の回数:月に何度も開く講習所もあれば、年に数回のところもある
  • 曜日:土日に開くか。学科と実技が別の週になる回もある
  • 受けられる人:都道府県の能力開発センターなどは、在住・在勤や在職を条件にしていることがある

東京都の講習所の一覧は東京都の講習所と料金にまとめています。

会社の指示で受けるなら、申し込みの前に受講料の負担を確かめましょう。一人で個人払いしたあとで「会社で出せた」と分かることもあります。

2日間で学ぶこと

時間と科目はガス溶接技能講習規程第2条で決まっています。全国どの講習所でも、この科目と時間です。

学科は設備の構造と取扱い4時間、可燃性ガスと酸素3時間、関係法令1時間。実技は設備の取扱い5時間。最後に修了試験
講習の時間割。科目と時間はガス溶接技能講習規程 第2条による
区分 科目 時間
学科 ガス溶接等の業務のために使用する設備の構造及び取扱いの方法に関する知識 4時間
学科 ガス溶接等の業務のために使用する可燃性ガス及び酸素に関する知識 3時間
学科 関係法令 1時間
実技 ガス溶接等の業務のために使用する設備の取扱い 5時間

1日目に学科、2日目に実技という組み方が多く見られます。修了試験は規程 第3条で、学科の科目について筆記または口述で行うと決まっています。合格の基準と試験の時間は、受講する講習所の案内で確かめてください。

実技の流れは実技講習の手順で、学科の勉強の仕方は学科試験の3科目と出やすいところで説明しています。

受講資格と年齢

労働安全衛生規則の別表第六には技能講習ごとの受講資格の欄があり、ガス溶接技能講習は空欄です。免許や実務経験がなくても受けられます。

ただし年少者労働基準規則第8条第29号により、18歳未満はガス溶接の業務に就けません。厚生労働省の補助教材も同じ扱いです。そのため講習所が「18歳以上」を条件に書いていることがあります。

規程に科目を免除する定めはありません。

申し込みから修了証まで

  1. 都道府県の講習所を探し、料金と開催日を比べる
  2. 公式サイトで受付の方法を見る。電話、FAX、ウェブなど講習所ごとに違う
  3. 受講申込書(規則第80条)と、本人確認書類の写しや写真を用意する
  4. 受講料を払う
  5. 2日間受講し、修了試験を受ける
  6. 修了証を受け取る(規則第81条)

写真の有無や支払いの期限は講習所によって違います。服装は服装と保護具に、実技の日に用意するものをまとめました。

取ったあとにできること

修了すると、可燃性ガスと酸素を使う金属の溶接・溶断・加熱の業務に就けます(労働安全衛生法施行令第20条第10号、規則別表第三)。業務に就くときは修了証の携帯が必要です(法第61条第3項)。

電気を使うアーク溶接はこの範囲に入りません。違いはアーク溶接の特別教育との違いで説明しています。また、ボンベを多数つないだ設備では別に作業主任者が要ります(作業主任者との違い)。

法令・告示や厚生労働省の資料などをもとに作った練習問題は、学科試験の練習問題(26問)にまとめています。選択肢を押すと、その場で答えと解説が見られます。

まとめ

  • 受講料は全国の真ん中の値で19,000円。テキスト代込みの合計で比べる
  • 学科8時間と実技5時間で、2日間が中心
  • 法令の受講資格はなし。18歳未満はこの業務に就けない
  • 免除の区分はなく、全員が同じ科目を受ける
  • 修了証に有効期限の定めはないが、作業のときは携帯する

よくある質問

ガス切断の資格はどれですか?
ガス溶接技能講習です。可燃性ガスと酸素を使う金属の溶断は、溶接・加熱と同じ業務に入ります(施行令第20条第10号)。ガス切断だけの別の講習はありません。
ガス溶接技能講習の費用はいくらですか?
料金を確かめられた全国235か所の真ん中の値は19,000円でした(税込。テキスト代込みか不明の24か所を含み、受講の条件がある講習所を除く。2026年10月確認)。東京都では1万円台前半から2万円台後半まで開きがあります。
何日で取れますか?
学科8時間と実技5時間で、2日間に組む講習所が中心です。3日に分ける講習所もあります。
受講資格はありますか?
労働安全衛生規則の別表第六で、ガス溶接技能講習の受講資格の欄は空欄です。ただし18歳未満はこの業務に就けないため(年少者労働基準規則第8条第29号)、講習所が18歳以上を条件にしていることがあります。
修了証に有効期限はありますか?
労働安全衛生規則に修了証の有効期限や更新の定めはありません。なくしたときや名前が変わったときの再交付・書替えの定めがあります(第82条)。